2021年10月6日水曜日

道徳の授業

 今日の道徳は、1年生では「誰もが気持ちよく過ごせる社会を目指して」という主題で、京都での観光場所へのゴミ箱設置に関して「景観維持のためにも大きい通りには設置して定期的にゴミを回収」「分別して回収日に出す」「各人が持ち帰るべき」という三人三様の内容の投書が紹介され、それに対して自分の考えはどれに一番近いか、「心情円」というものを利用しながら近くの人に示し、なぜそうかを話し合っていくという授業が行われていました。どの意見もそれぞれもっともなことを言っているので、話し合いを通してどうみんながお互いに納得できるような折り合いをつけていくかのトレーニングになっていました。

また、3年生ではクロームブックを利用しながら先日もご紹介した画面上の付せんに自分の意見を入力し、それをグループ内で共有しながら意見を交換することが行われていました。

まずはプロの朗読を聞きます。

京都でのゴミ箱設置に関する内容です。

自分の意見をプリントに記入していきます。

教科書の文章を何度も読み返しながら

みんな熱心に記入しています。

道徳の教科書に付録でついてきた「心情円」

担任の先生が文章の内容を端的にまとめ
理解しやすくします。

三つの意見に対し、心情的に自分が賛成の割合を青色、
反対の割合を赤色で示します。欧米文化にありがちな「白か黒か」
ではないところがミソ。

道徳の教科書に付録でついてきました。

話し合ってさらに次の設問に考えを
書き込んでいきます。


こちらは3年生。ICT機器を利用して
自分の意見を入力していきます

担任の先生が簡単に説明



10分間をとり、改めて教科書の文章を読む生徒・・・

映像資料を見返す生徒・・・

見比べながら意見を入力していく生徒・・・

こんなふうにいろんな資料を自分の感覚で見返して
自分のペースで進めていけるところがICT機器のいいところです。




掲示で伝えていくもの

 ICTの活用で、どれだけ離れた場所のものでも、いろいろと見たり調べたりできるようになりました。その一方で、それらはその人が「見よう」と意思を持って機器を操作しなければ見る機会はありません。また、情報の選択を行う余地もあるので、へたをすると偏(かたよ)った情報だけの選択になる可能性もあります。

壁に掲示物を貼るというのは、意識しなくても誰の目にも入るものを見やすく整理された形で生徒たちに示すといった意味で、とても大切です。古くから「高札」というものを誰の目にも触れるように道の辻々に立てたりしていました。ICT全盛の今もその文化が公的な場所等を利用して行われて残っているのは、そういった普遍的な情報発信の有効性があるからでしょう。

そういった意味で、掲示教育というのは今も大切な意味があります。今日もいろんな場所でいろんなタイプの掲示教育が行われています。

進路室・少人数指導教室に飾られた
ハロウィンの飾り。外国の文化を学ぶ事にもつながります

授業態度オリンピックの掲示板。
なんと半分のクラスが満点!!
こういうのを見るとやる気が出ますよね!

先日の代表委員会を受けて各委員会からの
メッセージです。生徒会からの情報。

定期的に送られてくるスポーツニュース。
オリンピックでの学ぶべきエピソードが文章と
漫画で示されています。

3年生の廊下には次々に送られてくる高校のポスターが。

神奈川県内の高校の所在地の地図。
これ、すごく参考になります。

学級目標を、いtも意識できるように
目立つところにドーンと!

学校教育目標と生徒会目標は各教室の特等席に。

先日3年生が道徳の授業で行った
「ビーイング」活動で作成した掲示物。
一人一人の意見が反映されています。


教室には登校してきた生徒の目につくような場所に
毎日担任からのメッセージが