2018年7月20日金曜日

1学期終業式


7月20日(金)平成30年度1学期終業式が行われました。儀式的行事は、「学校生活に一つの転機を与え,決意も新たに新しい生活への希望や意欲をもてるような動機付けの場」であり、「所属感を深めるとともに、厳かな機会を通して集団の場における規律,気品のある態度を育てる場」と学習指導要領で明記されてます。猛暑のため急きょ朝一番に変更した中の終業式の参加姿勢は、整然とした入場、話を聴く姿勢等、素晴らしい参加態度であったと思います。





楽器の寄贈に感謝

7月19日(木)に1学年保護者の原 和洋さんからトランペットとトロンボーンの寄贈がありました。とてもきれいな楽器でメンテナンスもされており、すぐに吹奏楽部で使わせていただきます。ありがとうございました。


1学期終業式 学校長の言葉


 いよいよ、明日から夏休みです。
夏休みを迎えるにあたって、一つお話をしたいと思います。
みなさんは、世の中で一番固いものはなんだか知っていますか?
そう、ダイヤモンドです。そのダイヤも、地面から掘り出した原石のままでなく、ちゃんと削って磨かないとあんなに美しくキラキラとは輝きません。
 では、世の中で一番固いダイヤモンドを、どうやって磨くのでしょうか?当然、ダイヤモンドより柔らかいものでは磨けません。
 答え。ダイヤモンドを磨くことができるのは、ダイヤモンドだけなのです。

 人の心もダイヤモンドと同じです。自分の心を磨くことが出来るのは、やはり自分の心だけです。すばらしい感動的な出来事や、普段の友達との関わり、楽しいことや悲しいことなど、毎日毎日の小さな出来事に対して、自分の心がどう感じてどう受け止め、その先にどう生かしていくかという日々の積み重ねが自分の心を磨いていくのです。当然、何も考えず、好き勝手やってしまう人の心はなかなか磨かれません。どんなすばらしい原石でも、鈍い光を放つだけです。

 さて、この春、念願の大リーグデビューを果たした野球の大谷選手は、高校1年生の時に夢実現のために8つの目標をたてました。体を鍛えたりボールのスピードを上げると言ったことはわかりますが、その中の一つに、「運」を良くするをというものがありました。そして運を良くするために、「あいさつをする」「ゴミ拾いをする」「審判への態度を良くする」といった自分の心を磨くような行動の目標を立てました。そのお陰か、大谷選手は、だくさんの応援してくれる人との出会いを果たし、目標に向かって進むことが出来ています。

 そして、日本が8年ぶりに決勝トーナメント進出を果たして大いに盛り上がったサッカーワールドカップ。勝敗の数も得失点差も同じチームがあった中、決勝トーナメント進出を決めたのは、反則が少ないチームに与えらるフェアプレーポイントでした。また、サポーターの人々の応援マナーがすばらしく、世界中のニュースになって、多くの外国の方々が日本の応援をしてくれたことも選手たちの背中を押す大きな力になったことでしょう。どちらも、自分の心を磨いた人たちだからこそのものでしょう。

 夏休みは、そんな自分の心を磨く絶好のチャンスです。
夏休みのしおりにも書きましたが、「地域の人に挨拶する」「家のお手伝いをする」「暑いけど部活動や勉強を頑張る」など、自分が自分で「ちょっとの勇気」「ちょとのがんばり」で乗り越えていくものがたくさんあります。自分で選べる時間が多いからなおさらです。それらを一つ一つ実行に移す行動が、心を磨いていきます。
ぜひ、自分の心をピカピカに磨ける夏休みになることを期待しています。

良い夏休みを!