ステップルームの生徒がどんどん質問 |
8名の卒業生が参加してくれました |
今日の5時間目に、STEP教室卒業生による高校説明会が多目的教室にて行われました。
7名のステップルームに通う後輩たちが真剣に先輩たちのお話を聞いていました。
いろんな質問に対しても、真摯に正直に後輩たちのことを考えてお話していました。
参加してくれた8名の卒業生は、高校で自分の居場所をしっかり見つけて、着実に歩み続けていることがわかりうれしかったです。
印象に残ったシーンとしては、最後に「後輩たちに伝えたいこと」で、「今は焦らなくていいよ」という言葉が、とてもさわやかで素敵だなと思いました。
また、「一週間に一度は学校に行った方がいいよ」や「作文で苦労したから書けるようにした方がいいよ」という言葉も、自分たちが苦労したから、後輩たちには同じ苦労はさせたくないという思いからしっかり伝えてくれました。
卒業生は一人一人全く境遇が違いますが、中学校時代にしっかり充電をして、高校に入って自分でスイッチを押して、頑張っているのかなと、私は思いました。
どうしても我々教員は、不登校を問題としてみてしまい、「大丈夫だよ」と子どもに伝えながらどこかで「学校に来てほしい」と思いがちな先生が多いと思います。それが敏感な子ども達には、その先生の思いが伝わってしまうのでしょうね。その距離感が難しいのですが、心の奥底に「あなたを置き去りにしていないよ」という先生のメッセージが子ども達に届き、つながっているといいですね。
そんなことを率直に感じた素敵な時間でした。STEPの卒業生、STEPの生徒、STEPを教えた先生方、元3年生の先生方、当時お世話になったスクールカウンセラーの先生、学習サポーターの先生方、そして一番の功労者は、常日頃からステップルームを統括し、この素晴らしい企画をしてくれた教育相談コーディネーターの先生、大変お疲れさまでした。
卒業生は、ミニ同窓会の気分で来た子もいるでしょうし、教育相談コーディネーターの先生に会いに来た子もいることでしょう。とにかく子ども達に愛されています。愛されているから、子ども達はここに来てくれたと思います。
教育相談コーディネーターの先生は、場を回すのがうますぎて、今日来校された玉川大学の先生、県教育委員会の先生方、町教育委員会の先生も、コーディネーターの先生がしっかり子ども達と信頼関係ができていることに驚かれていました。またこんな素敵な機会を参観させていただきありがとうございました、とどの先生方も話されて帰られました。
お忙しい中、ありがとうございました。
今後も東中をよろしくお願いします。
本校は、インクルーシブな学校の開発に努めています。誰一人も置き去りにしない学校を目指します。