2019年8月30日金曜日

8:48 13:08 の真実

授業3分前になったら、教室に入り、授業の準備を終わらせて、先生が来るのを待つ。
言うのは簡単ですが、なかなか実行できるものではありません。
一学期の前半は、各学年の先生方の、「3分前だよ~」「時間考えて行動しようね~」といった声が良く聞こえてきました。
今日、ふと、「そういえば最近そんな声を聞いていないな~」と3分前に3年生のフロアに出てみました。そしたらその段階ですでに生徒はチラホラ。2分前には、先生が何か言うでもなく、廊下には写真の通り、誰もいなくなっていました。
「これは!?」と思って、今度は一番そわそわしがちな昼休みから各学年のフロアに行き、5時間目が始まる前の13:07分から各学年のフロアの様子を回って見てきました。
結果は写真に写っている通り。写真に写っているのは、これもやはり始業のチャイム前に教室に向かう先生方の姿のみでした。
廊下に貼ってあるJTO(授業(J)態度(T)オリンピック(O)の略。授業者の先生が付ける)の点数もうなぎ登り。
それぞれの学年の一人一人が、それぞれの自分の今の状況をしっかり自覚し、取り組んでいるのだと感じる一コマでした。
8:48の3学年フロア

13:07の1学年フロア

13:08の2学年フロア

13:08の3学年フロア
廊下に掲示されているJTO結果


開く 啓く 拓く 

8月29日(木)6校時、総合の時間に、2年生が体育館で学年合同で進路学習を行いました。
先生二人が、自分の中学校時代の成績や進路についてどう考えていったかを、スライドを交えながら前で話し、それについて生徒が自分に当てはめながら考えていくという時間でした。
学年の先生の中でも、神奈川方式を経験した神奈川出身の若い先生が飾り気なく率直に自分の進路決定の過程を話すことで、生徒は、より具体的に進路のことを身近に感じ、ともするとまだ遠い先のことと思ってしまう進路について自分の目を開いた様子でした。
「目を開くこと」は、自分の考え方を「啓(ひら)く」ことにつながります。
「啓く」は、知らなかったこと、わからなかったことを、理解できるようにし、自分の閉じこもった考え方を開放してあげることを意味します。
そうやって、「開き、啓く」ことは、自分で自分の将来を切り「拓(ひら)く」ことにつながっていきます。
生徒たちはメモをとったり、先生に突っ込みを入れたり、質問したりして、熱心に取り組んでいました。