2024年1月9日火曜日

3学期始業式 オンラインで実施 命が一番大事

表彰おめでとうございます

生徒会長 何も見ないで堂々と述べていました

緊張気味の子ども達

リハーサルも準備ばっちりです

3学期の始業式がスタートしました。

いつものように5か国語であいさつをし、年始の挨拶をしました。

次に、能登半島地震のことに触れました。まずは亡くなられた方にお悔やみを申し上げました。
その後、私のことを話しました。私は、4年ぶりに新潟県糸魚川市の実家(海から100m~200m、一人で帰省)に正月を過ごしました。「両親と過ごすいいお正月だ」と思い、そろそろ夕食の準備をしようと外にいたら、いきなり1m近く横揺れの震度5強の地震に襲われました。東日本大震災で愛川町にいましたがその比ではなく揺れました。テレビを見ながら、「これは津波が来るかもしれない、すぐに逃げよう」とガス栓を止め、足の悪い両親を車に乗せ、道路の陥没がないかを確かめながら、必死で高台に避難しました。4時間近く避難し、一度家に戻り、また地震が来たらすぐに逃げられるように準備して、テレビを見て最新情報を確認していました。
(この部分は言い忘れてしまいました・・・市内は電気ガス水道のライフラインはつながり、道路の陥没等もなかったですが、スマホはつながらず(最終的に3日の午後から完全でないがつながる)、高台にいて一部繋がる時間があり、妻と娘に繋がりました。娘は「よかった・・・」と泣いていました)
時間がたつにつれて、能登半島でこんなにたくさんの被害があったのだとわかってきました。「昨日まであたりまえに隣にいた人、家族、友達がいないということ、住んでいる家がないということを皆さんは想像ができますか?想像できる人はなかなかいないかもしれませんが、現実に起こったことなのです。この地震で皆さんは何を感じ何ができるかということですが、20年前、東中の修学旅行は岩手県の田野畑村に行き、ホテルの方や地域の方に大変お世話になりました。その宿泊したホテルは東日本大震災時に4階まで水びだしになり営業がストップしました。その後、東中の卒業生は、被災地にお見舞いに行きました。みなさんも大人になった時に何かできることを考え、自分でできることを実行できる人になってほしいと思います。今は何をするかですが、今は自分の命を大事にして生きてほしいです。隣にいる人、仲間を大事にしてほしいです。隣で困っている人がいたら、優しく声をかけてほしいです。石川県に住む15歳の受験生は、3者面談が終わり、受験校が決定し、将来「保育士なりたい」という夢を持っていましたが、それが果たせなくなりました。その子の想い、その家族の想いを感じながら、皆さんには今を精いっぱい生きてほしいです」という話をしました。いつもより長い校長の話になってしまいましたが、子ども達はみんな真剣に聞いてくれていたようです。

その後の学級活動で、担任の先生方も地震について触れてくださっていました。

新年になり、地震や事故等、大きな災難が続いていますが、「日本は地震国」ということを自覚しながら、大きな地震はきてはほしくありませんが、きた時の準備はしっかりしておかなければならない、と痛感しました。学校は、子ども達の命を守ることが何よりも最優先しなければなりません。今一度校内での危機意識を高め、備えていきたいと思います。

 

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