2024年11月7日木曜日

不登校34万人 居場所づくりや環境整備が必要ですね

11月1日付 朝日新聞より

10月31日 NHKニュース参照






10月31日のニュースで小中の不登校数が最多34万人を超えたとの報道がありました。

本校でも、いろんな取り組みをしているところですが、実際は不登校数は横ばい状態が続いています。

20年前に私が生担時代に作ったステップルームは、教育相談コーディネーターの先生やSCの先生、教科に入っている先生方や学習活動サポーターの先生方のおかげで成り立っています。不登校気味だったり、集団のざわざわが苦手な子ども達の居場所になっています。

町のホームページにあるようにいろんな相談場所や居場所になるような場所が掲載されています。また、相談指導教室「絆」には有能な優しい先生方がそろっています。

11月22日(金)14時から16時、本校の共催事業として「第3回愛川町不登校を考える保護者の会」を本校4階の多目的室にて開催します。

不登校のそれぞれの子ども達の居心地の良い居場所が学校にないとすれば、地域が居心地の良い居場所としてあるといいと思います。実際に「寺子屋くすくすの木」に子どもがお世話になり、そこでエネルギーをたくさんもらって次年度学校復帰をした子どももいます。

また、ステップルームを卒業した子ども達がサポート校等で活躍している場面が見られてうれしい限りです。残念ながら中学校では我々が輝かせることができなかった子ども達が、高校へ行って輝いている様子が見られて、とてもうれしかったです。

ただ、新聞報道にもあるように、コロナ禍による代償や教員不足の問題も大きく影響していると思います。本町でも教員がいない、サポーターの先生がいない現状が続いていて、教員は疲弊しています。さらに、SCやSSW、SSS等の存在が大きく、多方面で学校や教員を支えていく環境整備が必須です。OECDの国の中で、日本は教育にお金が使われているのが最低ラインです。教職員や地域の頑張りで何とかここまで持ちこたえると思いますが、抜本的な改革が求められています。

今日も、午後6時から愛川東中学校区児童生徒指導連絡協議会が行われ、区長さんをはじめ、多くの子ども達を見守ってくださっている地域の方々が来校されます。「子ども食堂」などできませんか、というお話もしていこうかなと思います。

「地域の子ども達は地域で守る」、
本校はコミュニティスクールを推進しています。
地域の中の学校です。

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