発達障害等の研修から学んだこと 「ご家庭でお子さんを叱ると褒めるのどちらの方が多いですか？」

二週間前の夜に、先生方対象にお医者さんによる「最近の発達障害の診断基準」の研修がありました。

忙しい中ですが、校長・教頭・教育相談コーディネーター・学習室担任の先生方が自主的に研修に参加しました。発達障害について理解し、その子にどんな対応が必要かについての研修でした。

印象に残ったこととして、「その子にあった、居場所となる環境設定をすること」、また、その先生は「ADHDの子は、なかなか褒められない。だから当たり前にできたことを、しっかり褒めてあげてください！」と話されていました。

保護者の皆さんはいかがですか？お子さんがよくできた時は褒めているとは思いますが、あたりまえにできたこともしっかり褒められていますか？

また、ご家庭でお子さんを叱ると褒めるのどちらの方が多いでしょうか？保護者の皆さん、ぜひご自身の言動を振り返ってみてください。お子さんがご家庭での役割を当たり前にできたときも、たくさん褒めてあげてください。褒めるシャワーを浴びさせてください。でも何もしてないのに褒めてはダメですよ。

我々教員も同じです。当たり前に与えられた役割を子ども達がやり遂げたときに、たくさん褒めたいと思います。

私が２０年前の生担時代に、小田原少年院の研修に行ったときに、「我々教員に何を伝えたいですか？」と少年院の院長さんに質問しました。すると院長さんは

「再犯して戻ってくる子の特徴は、残念ながら自己肯定感の低い子達です。ですから

先生方には、小・中学校で、たくさん子ども達を褒めてあげてください。褒められる経験をたくさんしてきた子達は、その良い思い出があるので再犯率が低いのです。

さらに院長さんが「先生方ばかりに頼るのは本当に申し訳ありませんが、頼れるのは先生方です。

ですから、自己肯定感が上がるようにうれしかった・楽しかった経験をたくさん積ませてあげてください」とも話されていました。

全職員に上記の話を校長通信で発信しました。

職員や保護者の方が子ども達の自己肯定感をあげることで、子ども達にはさらに自信を持って学校生活を送ってほしいと願っています。

学習室 校外学習「馬と友達になろう」

お手紙です

引き馬からの乗馬です　

ブラッシングをして信頼関係を作ります

飼料作り　馬房掃除　大変なお仕事です

餌も自分たちで作って食べさせましょう

教頭先生がプレゼン

みんなもよく聞いています

学習室では、校外学習で「馬と友達になろう」と言うテーマで、東京農業大学に出かけ、馬と直接コミュニケーションを取り、友達になる練習に伺います。

全員が行けると良いのですが、人数が絞られているので、まずは上級生から募集をかけます。

教頭先生がお忙しい中、プレゼンを作り、子ども達に優しくオリエンテーションを行っていただきました。

子ども達は、よくイメージができたと思います。
当日まで馬のことを調べて、友達になれるといいですね。

 

教育委員会へ訪問要請 元校長先生が指導助言に

学習室の授業を参観

元東中校長先生が訪問指導に

朝の打ち合わせで、先生の紹介

昨日、教育委員会の指導室の先生に訪問要請をし、学校を巡回しながら教員の指導助言をお願いしました。

元中学校の校長先生ですので、校内を巡回しながら、幅広く子ども達の様子や教員の指導に関して、指導助言をいただきました。

特に、学習室の授業を中心に見ていただきました。先生からは、「学習室３に今日一日の全員の生徒の動きと職員の動きが掲示されているので、誰が見てもわかりやすくていいですね」と褒めていただきました。「そうですね。学習室の先生方も積極的に小学校の学習室を見学に行って、小学校の学習室経営や運営で学んだことを、即中学校の学習室にも生かして進めています。誰が見ても動きがわかるのがいいですね」と話しました。

また、「ステップルームに加えてリソースルームがあるのもいいですね」と話されました。

たっぷり午前中、巡回していただきました。来週も来ていただく予定です。今後も定期的に、訪問相談を要請し、関係機関の方から違った角度で、東中を厳しくも優しく温かく見守っていただければと思います。

お忙しい中、学校訪問と指導助言の方、ありがとうございました。