2020年1月31日金曜日

翻訳こんにゃく?

 本校は国際教室が設置され、通室している生徒が30名前後います。5教科を中心に別室で学習をしたりします。本校は出身国だけで12カ国、言語数も10を数えます。通訳さんがくる日は限られていますし、対応できる言語も4程度だったので、個別指導といっても、なかなか意思疎通が難しい場面も多々ありました。
 そこに表れた救世主がちまたで話題の「ポケトーク」。
 本校PTAより、学校に2台の寄贈を受け、フル回転で活躍していましたが、先日神奈川県教育委員会が発売元のソーネクスト様から期間限定ですが20台の貸与を受け、うち2台を本校に配置していただきました。
 必要な場面は、生徒に対してだけではありません。保護者の方に急に連絡を取る必要が生まれることも多々あります。発熱やケガの際の連絡、最近の異状気象による急な予定の変更、なにかトラブルが起きたときの連絡、三者面談などの教育相談など、学校での学習指導だけではなく、様々な場面で必要になります。生徒が日本語は不自由がなくても、保護者の方は進路指導等専門的な言葉を使う場合はポケトークがあった方が良い場合もあります。
 100%意志が通じなくても、その翻訳を元に話が広がり、それが言葉の訓練になったりもします。
今日もポケトークを使いながら、保健体育の授業のレポートを日本語で完成させる取り組みをしたり、高校受験の面接の練習をしたりしていました。
左2台がPTA寄贈品、右2台が今回貸与していただいたもの
ポケトークを使いながら学習を進めます

自分でレポート作成の時も
          面接練習 面接シートで上手く伝わりません

              ポケトークで伝えます