2020年12月8日火曜日

まとめる。表現する。

 1年生の今日の総合の時間は、職業講話の内容を模造紙にまとめたものの発表を各クラスで行っていました。1クラスの生徒がいろんな職種の講師の先生の講話に分かれていたので、他のコースの発表をみんな興味深く聞いていました。中には消防士の方の一日の流れの説明で、「トレーニング」の時は腕立て伏せをしたり掃除の時は掃除の動きをしたりと実演して見せてくれるグループもあり、笑いが起きていました。また、あるグループでは内容をクイズ形式にするなど工夫していました。きちんと話を聞く、記録する、きちんと整理してまとめる、聞いている人がわかりやすいように工夫する、発表の時はひきつけられるように表現するなど、たくさんの学びがそこにはあります。

「トレーニングをします。」と読み上げると同時に腕立て伏せ

しっかりと役割分担

グループの発表が終わる度に感想を記入

話している箇所をきちんと指し示しながら

こちらでも集中して感想記入

おちついた語り口です

先生方も見守ります

こちらは和菓子土門の講話について

よく通る声で発表。

硬い表現にならないよう工夫していました。

みんな生き生きと


伝わってきたもの。伝えていくもの。

 現在国語科では書き初めに向けての練習を行っています。「毛筆は硬筆の基本」という位置づけで、 3年間で「いろんな表現を見て学んで『文字は文化』ということを理解する」「その豊かさに触れながら効果的に文字を書く」ことを目的として学習しています。文字そのものを「文化」として捉える国は珍しいと思います。また、年が改まるときに、気持ちを改め、新年にむけた目標を掲げるという日本文化の伝承をしていく意味もあります。書き初めの作品を教室に掲げ、それをお互いに目にすることで刺激し合う効果もあります。

加えて今年度、コロナ禍で様々なものが縮小・中止された中で、例えば総体が交流戦になっても、例えば始業式や終業式などの儀式的なものが放送での実施になっても、たとえその形を変えたとしても、きちんと節目の機会を設けることが大切なんだ、ということを痛感することが度々ありました。書き初めもまた、自分の気持ちを心の背筋も伸ばして確認するそんな貴重な機会の一つなのだと思います。

さすが先生。見本を生徒と一緒に書いていました。

前日には完璧に会場準備を整えてありました

会場はゆったりとできるように多目室

本番は条幅用紙ですが今日は半紙に何度も練習

手前の生徒は小筆の練習中。みんな全集中?

なぜか体育の先生も参加していました。
見守る他学年の国語の先生。