2022年6月21日火曜日

発達障害等の研修から学んだこと 「ご家庭でお子さんを叱ると褒めるのどちらの方が多いですか?」


二週間前の夜に、先生方対象にお医者さんによる「最近の発達障害の診断基準」の研修がありました。

忙しい中ですが、校長・教頭・教育相談コーディネーター・学習室担任の先生方が自主的に研修に参加しました。発達障害について理解し、その子にどんな対応が必要かについての研修でした。

印象に残ったこととして、「その子にあった、居場所となる環境設定をすること」、また、その先生は「ADHDの子は、なかなか褒められない。だから当たり前にできたことを、しっかり褒めてあげてください!」と話されていました。

保護者の皆さんはいかがですか?お子さんがよくできた時は褒めているとは思いますが、あたりまえにできたこともしっかり褒められていますか?

また、ご家庭でお子さんを叱ると褒めるのどちらの方が多いでしょうか?保護者の皆さん、ぜひご自身の言動を振り返ってみてください。お子さんがご家庭での役割を当たり前にできたときも、たくさん褒めてあげてください。褒めるシャワーを浴びさせてください。でも何もしてないのに褒めてはダメですよ。

我々教員も同じです。当たり前に与えられた役割を子ども達がやり遂げたときに、たくさん褒めたいと思います。

私が20年前の生担時代に、小田原少年院の研修に行ったときに、「我々教員に何を伝えたいですか?」と少年院の院長さんに質問しました。すると院長さんは

「再犯して戻ってくる子の特徴は、残念ながら自己肯定感の低い子達です。ですから

先生方には、小・中学校で、たくさん子ども達を褒めてあげてください。褒められる経験をたくさんしてきた子達は、その良い思い出があるので再犯率が低いのです。

さらに院長さんが「先生方ばかりに頼るのは本当に申し訳ありませんが、頼れるのは先生方です。

ですから、自己肯定感が上がるようにうれしかった・楽しかった経験をたくさん積ませてあげてください」とも話されていました。

全職員に上記の話を校長通信で発信しました。

職員や保護者の方が子ども達の自己肯定感をあげることで、子ども達にはさらに自信を持って学校生活を送ってほしいと願っています。


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