みなさん、おはようございます。
2年ぶりのちゃんとした夏休み、どうだったでしょうか。
先生は、こんな状況なので、生活に必要なものの買い物に出かけたくらいで、ほとんど学校か家で過ごしていました。
ある日、お店で、盆踊りの音楽が流れているのを聞いて「はっ」としました。学校と、家と、買い出しをするお店と、そんな限られた中で毎日同じような生活を繰り返していたので、ああ、そういえばそんな時期だな、と強烈な印象が残りました。
盆踊りやお祭り、花火など、いろんな行事、音楽などは、同じような毎日に彩りを添え、心に潤いや豊かさをもたらせてくれます。学校生活でも、1学期は体育大会や生徒総会、部活の総体など、様々な活動を条件付きながらも行う事ができ、みんなの心にたくさんの財産を残してくれた思います。
今日から始まる2学期は、1年の中で1番長い学期で、行事もたくさんあります。ですが、状況次第ではどうなっていくかわかりません。もしかしたら色んな行事が延期や中止になることもあるかもしれません。そんな時、もしかしたら日々の生活で自分が進んでいく方向を見失ってしまうこともあるかもしれません。また、こんな状況で、目標がみつからない、好きなことが見つからないといった人もあるかもしれません。
でも、見つからないのではなく、まだ見つける時にいたっていないから見逃してしまっているのかもしれません。そんなことに気づけるようにする力を蓄えるのが、小学校から中学校の今まで続いている毎日毎日の地道な積み重ねです。
例えば、オリンピックでも、勝敗によらないたくさんの感動があったと思いますが、おそらくはその種目を部活でやっている人はそのプレーの凄さがわかるだけにまた別の感動があったのではないでしょうか。それは毎日積み重ねているからこそそ、その難しさ、大変さがわかるから感じることができるのです。自分ができるできないは関係ありません。そしてそれはオリンピックに限ったことではありません。小説や音楽、アニメ、絵画など、生活に潤いをもたらし、豊かにしてくれるものは、みんなが毎日の日々を積み重ねているからこそ何かを感じることができるものなのです。
そんなふうに、毎日の積み重ねが、生活に彩りや豊かさをもたらせてくれ、それがたとえ今でなくても、いつかはこんなことをやりたい、こんな方向に進んでいきたいといった思いに結びついていくと思います。
だから、2学期、様々な事を学び、積み重ねる環境を守るために、とるべき行動を一人一人が考え、そしてどんな状況でも、二度と戻らないみんなの一期一会の時間を守り、大切にする学期にしてほしいと思います。
それでも、自分がちゃんと前に進んでいるのかわからくなることもあるかもしれません。そんな時のために、オリンピックで先生が一番印象に残った言葉をみなさんに贈って終わりにしたいと思います。ソフトボールのエース、上野投手の言葉です。
「360度全て前。しっかり前を向いていればそこにゴールがある、自分がこっちだと思った方向ならばどこを向いていてもいい。歩みさえ止めなければ必ずゴールにたどり着く。」
いい二学期を。
0 件のコメント:
コメントを投稿