2021年11月10日水曜日

霧?靄?霞?朧?

 タイトルのの4文字、読めますか?

今朝、「靄」がかかりました。これらの言葉は日本の文化のきめ細やかな感性を表しています。

正解は左から きり、もや、かすみ、おぼろ、です。

近頃テレビ番組の影響でけっこう高度なレベルで俳句の季語が語られる事がありますが、一般的に霞」は春、「霧」は秋に分類されています。「靄」は単独では季語になっていませんが、「冬靄」「寒靄」などが冬の季語になっています。

つまり、 霧→秋  靄→冬  霞→春 となります。

気象用語としては霧は見通しが1km以下、靄はちょっとそれより薄い場合で1km以上10km以下だそうで、霞は気象用語ではないとの事。

また、「霧」や「靄」は、かかる、立ちこめるなどと表現しますが、「霞」はたなびくといいます。また、「霧」「靄」は昼夜を問わず使われますが、「霞」は昼間に限られ、夜は「朧(おぼろ)」を用います。「朧月」と呼ばれる春のお月様です。

ちょっと、「もののけ姫」の出だしのシーンのような靄を本校から山間部に見る事ができた(町中は写真の時間にはほとんど晴れていました)、そんな「冬の朝」でした。






 

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