2023年10月4日水曜日

月一回の生活アンケート 子ども達のいじめや悩み等を早期にキャッチ

生活アンケートをしっかり書いています

書き終わった後、後ろから集めています

今日は新聞の一面に、「いじめ・不登校の全国最多」についての記事がありました。大学の先生も言っていましたが、コロナによる休校が大きな原因になっていると私も思います。あの3か月の休校で、子ども達のコロナ不安による精神状態が乱れ、またゲーム漬けによる生活習慣が乱れるなど、子どもや保護者の皆さんも大変だったと思いますが、先生たちも本当に大変でした。1クラス10人以上いないクラスもあり、朝から担任は半泣きしながらの電話対応でした。

また、不登校の4割が関係機関等にかかわっていないという記事がありましたが、現場からすれば、つなげたくてもSCやSSWの勤務日数や勤務時間が足らない実態も全国的にはあるのではと思います。SCやSSWの先生方がもっといれば、もっと救える子がいるのではないかと思います。本校は、週2日のSCが入っていますが、すでに2か月予約でいっぱいです。不登校に対して本気で取り組むのなら、国や行政がしっかり環境整備をしてほしいと思います。

さて、本校では、毎月の月初めに、生活アンケートを帰りの会5分延長で行っています。

子ども達のいじめや悩み、自分だけでなく仲間が困っていないか等、このアンケートから早期発見し、出てきた内容については、早期対応・早期解決に向けた取り組みを組織的に行っています。

ここで出てきた内容については、担任や学年生担、学年主任等で相談しながら対応し、学校生担、教頭、校長まで報告があがってくるようになっています。

また、長期休み明け、例えば9月には6日間の教育相談日を設定し、全員の子ども達と教育相談を行っています。ほかの月も2~3日間教育相談日を設定しながら、生活アンケートに書かれた子や担任から見て気になった子の教育相談を迅速に行っています。

また、いつでも子ども達が困ったときはチャンス相談を行っています。

さらに、昨日もそうですが、気になる子は職員室で、担任・学年生担・学年リーダー・教育相談コーディネーター・校長が話し合いながら、具体的な対応をしています。

保護者の皆さんは、何かお子さんのことでお困りなことや確認したいことがありましたら、担任や顧問等にお気軽にご相談・ご確認ください。

本校は、支援教育に力を入れています。

「誰一人置き去りにしない学校づくり」に努めています。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿