2025年3月16日日曜日

3年生 卒業式特集 学校長の言葉 8分間思いを伝えきりました



 学校長の言葉の前に、横に下がっていました。写真屋さんに「がんばってください!」と声をかけられ落ち着きました。また、証書授与で寒さもあってか膝の裏がパンパンになり、軽く屈伸をしました。「緊張するのはもったいない。これが最後だ。しっかり務めを果たすぞ」という気持ちになっていました。司会から「学校長の言葉」のアナウンスがあり、檀上中央に戻りました。以下は、学校長の言葉です。

保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
さて、大切なお子様を三年間お預かりさせていただきましたが、本校の教育活動はいかがでしたでしょうか。お子様が思春期まっただ中、もしかしたら、お家で「学校に行きたくない」「友だちとケンカした」等、いろんなお話をされたのではないかと思います。しかし、その都度、保護者の皆様が、お子様の話をじっくり聞き、温かいお声がけのおかげで、お子様がここまで立派に成長することができました。
お子様は義務教育九年間を終え、いよいよ四月からは、一人一人が新たな道に進みます。大人のようで、でも子どもでもあり、まだまだ難しい年頃です。お子様が何かに悩んでいる様子がある時は、しっかりお子様のお話を聴いてあげてください。そして、これからもあたたかいお食事、あたたかいお風呂、あたたかいお布団を用意してあげてください。三年間、本当にありがとうございました。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。みんなとてもいい顔しているね。 二月に、最後の授業をしたけれど、今日が本当に最後の授業になります。みんなとの思い出を語ります。
1つめは、小学校の頃から知っている子が多く、みんなの成長を見ることができたことです。中津小では、1年2年5年6年生で教頭・校長、菅原小では3年4年生で教頭として、そしてこの3年間、今度は本校の校長としてみんなの成長を見ることができました。小学校の頃は、あいさつができない、やんちゃしてばかり、机の周りが汚い、宿題をしない、掃除をしないで、私にがっつり叱られた子等、少数でしたがいましたね。自分のことだと思っている人もいるでしょう。大変懐かしい思い出です。そんな子ども達も中学生になって、身の回りの整理整頓ができ、あいさつができるようになり、真剣に授業を受ける子に成長しました。そのような成長を見ることができた私は日本一の幸せ者だと思います。
2つ目は、4月5日の始業式・入学式です。始業式の日に私が「3年生頼んだよ」と話したら、「はい!」と立派な返事をしてくれました。入学式の校歌隊もたくさんの子ども達が立候補してくれて素晴らしい校歌を披露してくれました。そこからが最高学年の3年生のスタートでした。 
3つ目は、体育大会です。体育大会当日だけではなく、練習から団長が色団の仲間を堂々と引っ張り、3年生が後輩たちにハリケーンやリレーのやり方を熱心に指導し・応援する場面がとても温かく素敵でした。
4つめは、修学旅行です。ホテルでは、子ども達とトランプの大富豪ができて楽しかったです。また、集会場でのライブは大変盛り上がりましたね。
5つめは、合唱コンクールです。クラス・学年が団結して、合唱コンクールを成功させることができました。私はずっと感動しながら、みんなの合唱を聞いていました。「合唱の東中」の良き伝統をみんなは守ってくれました。
6つ目は、部活動の活躍です。部活動では、総体やコンクール、中文連の行事等、活躍してくれました。特に、剣道部は関東大会に出場し、東中魂の入った素晴らしい内容の試合をしてくれました。学区外から通ってきた生徒も多く、大変だったとは思いますが、クラスのムードメーカーとして明るい雰囲気を作ってくれて、ありがとうと言いたいです。
最後は、凡事徹底、当たり前なことを当たり前にやる学年でした。授業は、チャイム着席を守り、常に真剣な授業態度でした。また、お掃除も本当によく頑張りました。どの学年の先生方に聞いても、「お掃除をよくやる学年だなぁ」と3年生をよく褒めていました。
みんなは、様々なことにチャレンジし、在校生の良き模範となってくれました。ありがとうございました。
9th grade boys and girls   Congratulations on your graduation.
I'll send you last message.
Dream big and dare to fail. 
大きな夢を描いて、失敗を恐れず挑戦してください。

今夢のない子は、高校に行ってから見つければいい。失敗や挫折はその時は苦しいけど、それをプラスにとらえて、その失敗した人の気持ちになれる、痛みのわかる優しい人になれる、と思ってほしい。これからの人生、いいことばかりではないかもしれない。途中で息切れするかもしれない。その時は少し休んでもいいよ。そして、自分のエネルギーがたまったらまた頑張ればいい。思い通りにならないことがあっても、例え苦しいときでも、けっして投げ出さず、くさらず、ねばり強く、前を向いて歩んでいってください。生きて生きて生き抜いていってください。一生懸命生きていれば、必ずだれかが応援してくれます。たった一度の人生、
「本気・笑顔・ポジティブ思考」で、自分の道を切り開いていってください。東中の先生方は、皆さんのことをいつまでもいつまでも応援しています。
これで私の最後の授業を終わります。

最後に一言 「ありがとう、幸せになってね」

            令和七年三月十二日 愛川東中学校長 髙山 真一

以上が、学校長の言葉でした。8分間に思いを込めて保護者の皆様や子ども達に伝えました。
最後に「幸せになってね」と話した瞬間、「これで最後だ。万感の思い・・・」を感じ、号泣してしまい、日付と名前は泣きながらになってしまいました。最後まで泣かずにやり切ろうと思いましたが、校長としてはまだまだ半人前でしたね。人間が先に出てしまいました。

式が終わってから、先生方に「校長先生、泣くの早いですよ・・・もらい泣きしましたよ・・・」と言われ、「ごめんごめん、本当にごめんなさい・・・」と私は謝りました。

感動の卒業式に免じて、許してください。卒業式における自分の大きな仕事は、これで終わりました。あとは、子ども達の顔をしっかり見て、卒業式を気持ちよく見守りたいです。

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