3人の実習生のトップを切って、今日の3校時、実習生による2年生国語の研究授業が行われました。かつて脚本家、エッセイストとして名を馳せた向田邦子さんの「字のない葉書」というエッセイ(随筆文)を教材としての学習です。簡潔で無駄のない、しかも過去の出来事を羅列してある文章なのですが、登場する父親の家族に対する感情、そして向田さんのその父親に対する思いが読むものに強く伝わってきます。
中学2年生の年頃の生徒にとって、行動に隠された人の気持ちや両面性を読み取っていくこの学習は、社会性を身につけていくためにも大きな力になるものです。
今日の授業は、「父親の人物像をつかむ」を目標に、文章中の色んな箇所からよみとれる父親の人物像について自分で抜き出し、他の人と比べ、そのなかから取捨選択して人物像を一文にまとめる、という学習を行っていました。生徒への話しかけ方もぐっと落ち着いた生徒の様子を見ながらのものになってきて、この3週間の充実ぶりを感じました。
今日の授業の目標を説明します。 |
登場する父親の人物像について 辞書を使って意味の確認もしながらプリントに書きだしていきます。 |
書きだしたものをもとに、何人かと見合います。 |
「そこ、もう一回言ってみて」 |
父親の人物像をまとめるためのプリントが 新たに配付されました |
みんなプリントの内容確認。 |
大勢の先生たちが見守ります。 |
班ごとになり、人物像についてまとめます。 |
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