2023年9月21日木曜日

夢見る校長先生 映画を見てきました


 不登校・引きこもりの会である「はねやすめ」の方からの紹介で、修学旅行の前々日ではありましたが、私は厚木の映画館に「夢見る校長先生」という映画を見にいってきました。

本や雑誌で知っている校長先生や元校長先生が多く、とても興味深かったです。特に、その中でも私は大好きな元校長先生がいて、私の考え方とその先生の考え方が似ているので、その先生が映画に出てくる場面はより注目しながら見ていました。

その元校長先生の話の中で「機嫌の悪い校長先生は犯罪です!」という言葉が、私の心にグサッとささりました。確かに校長が穏やかであれば、教員も子ども達も保護者の方も落ち着くと思います。校長が常にピリピリしていると、子ども達も教員も保護者の方も、校長のところに寄ってこないで、本音で語り合うこともないでしょう。

この1年半、私は「誰一人も置き去りにしない学校作り」に自分なりに一生懸命努めてきたつもりです。これは私の教師としての変わらぬポリシーです。また、今年度は、最上位の目標である学校教育目標が変わり、「ともに学び、ともに輝く学校~自分も仲間も大切にしよう~」になりました。いろんな境遇を抱え、多様性のある子ども達が本校にいます。ともに学ぶことで、「できた・わかった」と子ども達は笑顔になり、子ども達がどんなにきつい状態でも、仲間の優しい声かけで前を向けるようになり、最終的にはみんなが輝く子ども達になってほしい、と願っています。そして、まずは自分を好きになることで、自己肯定感が増すでしょうし、自分を大事にできる人は、人を大事にでき幸せにすることができる、と思っています。

認め合い、助け合い、創り合う学校が、認め、助け、創り合う学校になってくれたら、合い変わってくれたら、みんな(子ども達・保護者・地域・教員)がWell-being(持続的な幸せ)になるだろうと思っています。残された校長生活の中で、どこまでできるかわかりませんが、私は私なりに、子ども達の中にどんどん飛び込んでいって、一緒に笑い、一緒に活動していきたいし、子ども達が校長室に来たら、一緒に話を聞き、一緒に悩みを共有しながら寄り添っていきたいと思っています。私が理想ばかりで全くできていなかったら、「校長、できてないぞ!!」と思いきり突っ込んでください。叱咤激励、大歓迎です。

最後に言えるのは、素直で元気な子ども達、優しく親身な保護者・地域の方々、優秀で粘り強く子ども想いの先生方に囲まれ、私は日本一幸せな校長です。


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